この度、愛媛発・東北復興支援ドキュメンタリー映画『MARCH』(監督:中村和彦)は、フランス、ニースにて開催された国際映画祭「Nice International Filmmaker Festival 2017」 において外国語ドキュメンタリー最優秀監督賞(Best Director of a Foreign Language Documentary)受賞しました。
International Film Fest Londonで受賞した「最優秀外国語ドキュメンタリー賞」に引き続き2度目の最優秀賞となります。
■映画MARCH
福島第一原発から25.3km、南相馬市で活動する小中学生のマーチングバンド「Seeds+(シーズプラス)」。2011年3月の原発事故で一旦は活動を停止するも「もう一度全国大会に出たい」気持ちから再始動。離れ離れに暮らしながら練習に集う子ども達。そこに手を差し伸べるJリーグ愛媛FC…。音楽とサッカーのキヅナ。子ども達の活動を通して福島の今「明と暗」。「夢をあきらめない」を伝えるドキュメンタリー映画です。(2016年完成・35分・Jリーグ後援作品)
この映画は東北復興支援映画として収益は被災地へ送られます。現在、自主上映会を行っていただける団体などを募集しております。
■監督 中村和彦
映画監督。サッカードキュメンタリーの第一人者。2007年、知的障害者サッカーのワールドカップを描いた『プライド in ブルー』 で文化記録映画優秀賞受賞。2010年、ろう者サッカー女子日本代表を描いた『アイ・コンタクト』で山路ふみ子映画福祉賞受賞。
■ニース国際映画祭に出席したプロデューサーちょんまげ隊長ツンさんより
※新作撮影のために監督は出席できず、プロデューサーが現地に赴きました。
「ロンドンでの受賞を受け小さな会場は満員、終演後には大きな拍手が起こりました。6年前の3月(MARCH)、世界が日本に手を差し伸べ、それと同時に世界のメディアが「FUKUSHIMAはもうダメだ、死んだ」と表現しました…そのことに対するひとつの答えがこの映画です。これまでアメリカ、イギリス、台湾、シンガポール、UAE、カタール、オーストラリアのそれぞれの言語で上映をしてきました。この映画を世界に届け、福島の今を伝えたいという想いは続きます。5月26日に韓国、7月11日香港で上映します。残念ながら日本での上映は伸び悩んでいます。ぜひみなさんのチカラを貸してください」
2017
22May